血圧の高い方に朗報!急激な血圧変化を防ぐ住まいとは
心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす、室内の温度変化
心筋梗塞や脳梗塞は寒い時期に発症するケースが多いことをご存知ですか?
一日の温度の変動の大きさは心筋梗塞や脳梗塞の発症に大きく関係しています。
心筋梗塞や脳梗塞は、特に高血圧の人は注意しなければならない病気です。
心筋梗塞や脳梗塞で倒れるケースのほとんどは室内で発症し、
早朝から午前中の時間帯に集中しています。
健康な人の血圧は通常、夜間に平均血圧が10%~20%低下します。
これを「dipper型」と呼び、夜間に血圧が下がらない方を「non-dipper型」と呼んでいます。
「non-dipper型」の高血圧患者は、急激な室温の低下が起きると、血圧がさらに上がり、
心筋梗塞や脳梗塞などの臓器障害に進展しやすいのです。
高気密・高断熱・24時間全館空調システムの住まいは血圧を安定させる
某ハウスメーカーと東京大学医学系研究室の共同研究によると、
高気密・高断熱性能で24時間全館空調システムを備えた住宅は
一定の室温を全館レベルで保つことができ、
血圧の急な変動を防ぐことができることがわかったそうです。
住まいの室温が安定していれば、
特に心筋梗塞が起こりやすい起床時のトイレや洗面所での洗顔時にも、
急激な血圧上昇を防ぐことができることが分かりました。
また、夜間に血圧が下がらない「non-dipper型」の人でも、
室温を一定に保つと夜間血圧の低下が起こるケースがあることがわかってきたそうです。
住まいの高性能化は日々進歩が目覚ましいですが、
家づくりを行うときはこのような健康面に配慮した性能にも着目したいですね。