住宅ローンの借り換えとは、現在使用しているローンよりも金利が低くなっているもの、繰上げ返済の条件が良くなっているものなどに乗り換えることです。メリットは、住宅ローンを上手に借り換えることにより総額で数百万円の費用を削減できるという点です。
しかし借り換えをせず、大きな節約のチャンスを見逃してしまっている人が大勢います。なぜでしょうか？

住宅ローンのお支払い額は、金利のタイプ（固定・変動）、金利、諸経費、返済期間などのそれぞれの要素が複雑に絡み合い、特に借り換えによって節約できる額がわかりづらいためです。例えば金利一つ取ってみても、各社とも基準金利、優遇金利、固定金利特約後の金利など多数種類があります。目星をつけたものがあったら、詳細までしっかり確認しましょう。

借り換えを成功させる重要なポイントは、諸費用も含めたトータルの金額で考えることです。お支払いの総額を比較するためには、同じ金利タイプの例で考えましょう。金利タイプが違うローンで比較してしまうと、抱えるリスクが異なるため、きちんと比較することができません。結果、金利タイプの切り替えによって発生するリスクや事務手数料や保証料、諸費用などによって、お支払いの総額が大きく変化してしまう場合があります。

それは、現在、住宅ローンの金利は歴史的に見て非常に低い状態にあります。ですから、過去に固定金利でローンを組んで現在も返済を行っている方の大半は、借り換えによって大幅に金利を下げられる可能性があります。

例えば、下記に当てはまる方は、借り換えでメリットが得られる可能性が高いので、ご検討してみてはいかがでしょうか？

・住宅ローンの残高が1000万円以上
・返済期間が10年以上
・借り換え前と後の金利差が0.5%～1%以上

借り換え前の借り入れ条件次第では、上記の条件を満たしていない方でも、節約に成功している人はいます。借り換え前のローンの条件と借り換え後の条件でシミュレーションをしっかり行って判断するようにしましょう。

現在、住宅ローンの占める割合が支出の中で多い方には、借り換えを成功させることは、さらに豊かで楽しい人生へのきっかけのひとつかもしれません。
「悩んでる」「検討中」の方はこの機会に色々調べてみましょう！