湿度だけじゃない!カビの原因について

オール電化 以前、梅雨の湿気対策についてお話しましたが、今回はカビについてお話したいと思います。
 
カビが繁殖しやすい時期は梅雨から夏にかけてだと思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、現代の住宅では、冬も同じくらいカビが繁殖しやすくなっています。
 
その原因の一つとなっているのが結露です。
室温と外気の差が開きやすく結露してしまう冬は、カビにとって過ごしやすい環境であるといえます。
 

カビは冬も現れる

カビは特に結露や部屋干しの洗濯物、加湿器などによる多湿を好みます。
また、寒さからドアや窓を閉め切ってしまうため、徐々に湿気がこもり繁殖範囲が拡大しやすいです。
特に、乾燥する冬に活躍する加湿器には気をつけなければなりません。
 
確かに、空気が乾燥してしまうと、インフルエンザや風邪にかかりやすくなってしまいます。
乾燥しやすい冬だからこそ、50~60%程度の適切な湿度を保ち、過度な加湿は避けるようにしましょう。
 

木造住宅とカビの関係

住宅構造によって調湿性には差があり、それによって結露の発生のしやすさも変わってきます。
一般的な住宅構造は木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート構造です。
ですが、鉄筋コンクリート構造が一番調湿性が悪く、雨天時には湿気がこもりやすく、快適さが失われてしまうことがあります。
鉄骨造は壁の材質にもよりますが、コンクリートパネルの壁ならば、適切に換気扇を取り付けなければ結露を防ぐことはできません。
木造は木の壁や土壁が多いですが、どちらも調湿性が高いため、他の構造より結露が発生しにくくカビの発生を防ぐことができます。

 

カビの原因を知って根本的な解決を!

過度な加湿は、結露やカビの原因になりやすいため、これからの季節は湿度に気をつけて、換気をしながらカビ対策をしていきましょう。
これからの家づくりにぜひ、カビにも強く、健康にも良い木造住宅を考えてみませんか?